プライバシー除去サービス
誰でも秘密を持っているものであり、中には人には見られたくない画像や動画を保管している人もいるでしょう。
または、エクセルなどの会社の資料など、第三者に流出してはいけないデータを持っている人もいます。
自分が死んだときのことを考えると、このようなデータは、何もしないとそのまま残ってしまいます。
死んだ後のプライバシーの整理ということを考えれば、このようなデータは消去出来るのが望ましいです。
そんなデータを消去してくれるサービスやソフトが登場しています。
・Yahoo! エンディング
クラウド上にデータを保存しておくと、遺族からの証明により、死亡が確認されると、データが自動的に削除されます。
さらには、予め登録しておいた人に、お別れメールが届きます。
ブログやメールについても、消去または移行が可能です。
・ソフト
Yahoo! エンディングでは、クラウド上にデータがあり、遺族が死亡を証明しないといけないので、データを他人に見られる危険があります。
ソフトを使うと、指定の日時になると、自動的にパソコン上のデータを消去できます。
「僕が死んだら」は、時間になると指定ファイルを削除することができ、遺族に向けてメッセージも送れます。
「死後の世界」では、設定時間だけパソコンが起動されないと、その後パソコン起動時にデータを消去します。
また遺族に対しての、メッセージも送れます。
より確実なのは、時間をしてするよりも、一定時間起動しないと、データを消去する方が良いかもしれません。
また人に見られたくないデータは、パスワードで保護する方法もありますが、こちらはデータは誰かが消さない限り、永遠に残ります。
パスワードの管理
パソコンやクラウド上のデータは、サービスやソフトによって消去できますが、ブログやSNSを使っていると、そのデータは消去されません。
そのために、それらのサービスのパスワードを管理する必要があり、信頼できる人物にパスワードを教える必要があるでしょう。
・ブログ
・SNS
・ホームページ
・ネットバンキング
・メールサービス
・通販会員情報
プライベートな情報が含まれているならば、それらのパスワードが必要です。
もしも信頼できる人物がいないとなると、弁護士などと死後事務委任契約を結び、死亡後に処理手続きをしてもらうのが良いです。
それほど、この契約は難しくなく、お金もあまりかからず、葬儀や納骨、埋葬などの手続きの依頼も出来ます。
どのようなプライバシーのあるデータにしても、死亡後に備えるとなると、死期が近いと厳しい場合があります。
そのために、予め元気な間から、定期的に対象データを見直し、備えておくと良いでしょう。